2017.6.11
かなり前に、竹伐り鉈をサバイバルナイフ風に改造
と言うよりは形を変えるためにサンダーで削り、サバイバルナイフ風に削っただけのものがありましたが、
いつの間にかどこかで無くしてしまいましたので作ることにしました。
材料は道端で落ちていた、かなり長い間放置されていた板バネです。
ここから、道具として使える位のナイフに仕上げて行こうかなと思っています。
ナイフ作り
![ナイフ作り](https://ishigaki-asobi.com/wp-content/uploads/2018/07/img_1_m-8.jpg)
道の端っこに、こういう朽ち果ててゴミの様に見えると思いますが、
捨て猫の様にしか見えないのです!
誰がすてたんでしょうね、ちゃんと生かしてあげないと可愛そうですな、
と、言う訳で、
真ん中から折れているので反りがあるので形を整える必要がありますので、
捨て鉄板をトンカチで、
トントンガンガン、
トントンガンガン、
トントンガンガン、
整えます。
ナイフのデザイン
上からマスキングテープを貼りデザインを大まかにナイフを描いておきます。
![ナイフのデザイン](https://ishigaki-asobi.com/wp-content/uploads/2018/07/img_0_m-6.jpg)
ここから、サンダーで切り取り形を整えます。
タタラで形を整形
ナイフの形に切れたら、
簡易タタラで温めて延してまっすぐにする!のです!
![タタラで形を整形](https://ishigaki-asobi.com/wp-content/uploads/2018/07/img_5_m-8.jpg)
扇風機ブロアーが火の温度を上げてくれます。
![扇風機ブロアーが火の温度を上げてくれます。](https://ishigaki-asobi.com/wp-content/uploads/2018/07/img_2_m-7.jpg)
ガンガン熱くして、真っ赤になったら叩いて延す!
ガンガン熱くして、真っ赤になったら叩いて延す!
ガンガン熱くして、真っ赤になったら叩いて延す!
これを、20セットほど繰り返します。
![真っ赤になったら叩いて延す](https://ishigaki-asobi.com/wp-content/uploads/2018/07/img_3_m-6.jpg)
ほらね、性格までまっすぐになりました!
磨き
![磨き](https://ishigaki-asobi.com/wp-content/uploads/2018/07/img_4_m-8.jpg)
あとはひたすら、サンダーで、
削る削る削る・・・
![サンダーで削る削る削る](https://ishigaki-asobi.com/wp-content/uploads/2018/07/img_6_m-5.jpg)
なんとなく、ナイフっぽくね、
さらに削ります。
![ビシニアンの様にスタイリッシュな血統書付き](https://ishigaki-asobi.com/wp-content/uploads/2018/07/img_8_m-2.jpg)
ほら、捨て猫も綺麗にしてあげれば、アビシニアンの様にスタイリッシュな血統書付きに!
そして磨きに入ります!!
磨いて磨いて・・・・
![かなりイマイチな切れ味](https://ishigaki-asobi.com/wp-content/uploads/2018/07/img_9_m-1.jpg)
おお!
そして刃先を研いでみましたが・・・
かなりイマイチな切れ味・・・
焼き冷まし
そうだ!焼き冷まし方に問題があったんだ!!
と形だけは完成していたナイフを再び加熱し、真っ赤にします!!
![焼き冷まし](https://ishigaki-asobi.com/wp-content/uploads/2018/07/img_11_m-1.jpg)
そして、80℃のお湯に一瞬浸けてすぐに上げて自然に冷めるのを待ちます。
ナイフの柄をつけていたのですが、2秒で焦がしちゃいました。
![ナイフの柄](https://ishigaki-asobi.com/wp-content/uploads/2018/07/img_12_m-1.jpg)
焦げた柄ももっと良い木で作りなおします。
ナイフの柄作り
![ナイフの柄作り](https://ishigaki-asobi.com/wp-content/uploads/2018/07/img_14_m.jpg)
この堅いチークの木を柄にします。
はい、すぐにできあがっちゃいました。
![切れ時はバッチリ!柄の木目もきれい!](https://ishigaki-asobi.com/wp-content/uploads/2018/07/img_13_m.jpg)
完成!!
切れ時はバッチリ!柄の木目もきれい!
久しぶりに作りましたが、結構うまくいきました。
このナイフを作った理由は今年から始めようと計画しているイノシシ猟のとどめナイフとして作りました。
制作後に、
せっかくなのでベテラン猟師さんにみてもらいました。
様々なダメ出しされました、、、
理由は
・ワナにかかった猪をこのナイフで留めを刺すと出血し血が回りに飛び散る。
・鞘が無いから持ち運びが不便
・板バネだから硬いのは良いが、石や骨に当たると欠けやすい
・何より銃刀法に引っかかる
とのことです。
ベテラン猟師さんの留め刺しの道具はステンレスの長い針を使い、胸腔を介して心臓を刺すとのことです。
八重山独特の〆方ですが理にかなっていますね。
新しい事を知ることは面白いですね。