夜光貝の磨き方・削り方

はいさい!MIHOです。

目次

石垣島の夏は、海と夜光貝!磨いてアクセサリーに…夢は叶うのか!?

石垣島は、もう本格的な夏真っ盛り!青い海に飛び込みたくなる気持ち、最高潮ですよね!

そんな海で獲れる、神秘的な夜光貝。

バター炒めも最高に美味しいですが、美しい貝殻を磨いてアクセサリーに加工するのも、ロマンがありますよね。

そこで今回は、実際に夜光貝を磨いて、自分でも売り物のようにピカピカにできるのか検証してみました!

果たして、私の夢は叶うのか…!?

乞うご期待!

夜光貝磨く為の必要な物

まずは、海から採ってきて、中身を出して匂いを取って殻だけの状態にした夜光貝です。

これだけでも、ひと苦労だけど。

これなくしては何もできません!(海人からのいただきものの為、無料)

そして、次に道具類

ディスクグラインダー(BOSCH GWS7-100)

結構高いけどこれがあれば一発で綺麗になるはず・・・。

メイクマンで13,000円くらいでした。

色んな貝殻を磨くのにも役立ちそう、磨く以外にも切断作業も出来るので、貝殻を磨き終わったら切断してさらに加工することも出来ます。

ディスク

ディスクグラインダーに装着して使用するディスクです。

今回は粗い目と細かい目のディスクを選びました。

メイクマンにて各300円くらいで買えました。

マスクとメガネ

削る際に粉塵がかなり飛ぶようなので必要です。

これは、ダイソーで100円でした。

ピカール

グラインダーで磨いた後に更に細かく磨いていくためのピカール。

メイクマンで500円くらいでした。

これを柔らかい布に塗布しながら磨いていきます。

貝細工のアクセサリー

削る作業開始

それでは早速、ディスクグラインダーを使って夜光貝の表面の汚れを削っていってみましょう。

ちなみに私はディスクグラインダー初体験です^^;

めちゃこわいです!

でも勇気を出してスイッチオン!!

ギュイーーーーン!とものすごい音を立てて回ってます。

これは家の中は響きすぎて耳がおかしくなりそうなので外で作業していきます。

※外でもかなりの騒音になるので昼間やった方がいいと思います・・・。

ものすごいスピードで回転するディスクを貝殻の削りたい部分へ当ててみると・・・

あら不思議、全然思ってた感じ(回転が速いから貝殻が持ってかれるんじゃないかと不安だった)と違って簡単に、力もいらずに削れていきます。

先の方を5分も削ったらこんな感じになりました。

夜光貝の本来の模様が出てきました。

更に夜光貝を5分くらい削ると・・・

夜光貝

おーなんかどんどん綺麗になっていく!

なんなら先っぽの方は輝いているではありませんか!

緑色の夜光貝の綺麗な部分

少し緑色の夜光貝の綺麗な部分が見えてきました。

夜光貝

このエメラルドグリーンが綺麗な層ですのでうまく残します。

ここまでの感想

ディスクグラインダーの音がハンパナイので耳栓をするのがいいと思った。

耳栓がなかったのでイヤホンしてやりました(笑)ちょっとはマシになりました。

ちなみに、インターネットで「夜光貝の削り方」を検索するとYouTubeで実際に削っている動画が出てきます。

その人は家の中(浴室)で作業していたけど、
終わるころには浴室が粉塵だらけになり、その人自身も体中が粉塵だらけで悲惨なことになるので、外で作業した方がいいです。

何十年、もしくは何百年かけて貝にこびりついたものはそれくらいスゴイ量になるということですよね。

自然界って本当に不思議、そしてその力はディスクグラインダークラスの力でないと削り取られない程の威力。

改めて自然界のすごさを実感できます。

※注意

後から知ったのですが、夜光貝の細かい粉塵は体や眼球に良くないので、甲殻アレルギーがある方は絶対にやらない方がいいです。

吸い過ぎると肺が痛くなり熱がでて、アズベストみたいになり肺炎になるので、人がいない様な場所でやらないと危険かもしれないです。

夜光貝には層があります。

夜光貝の層
作業しているうちになんとなく分かったことが、夜光貝の模様は層のようになっている!?のではと思いました。

調べてみると、

夜光貝には真珠層と呼ばれる模様のないピカピカした部分(最も美しいとされる層)が現れる場所があります。

真珠層以外には緑層(模様がある層)や石灰層(白い層)があるようで、順番的には上から緑層→真珠層→石灰層という重なりになっているようです。

こんな感じだと思います。

なので、削る加減によって真珠層を出したり、緑層で削るのをやめて模様を出したりと様々な夜光貝を楽しむことができるのです。

世界で一つの夜光貝が出来上がりますね!

汚れを削る


それでは本格的にどんどん削っていきましょう!

まずは汚れを取ることに集中します。

10分くらい削るとだいたいの汚れが取れました。

汚れを削るときに使うディスクは重研削・難削材用を使いました。

真珠層まで削る

大体の汚れが取れたところで、ディスクを金属切断用に替えて緑層を削り、真珠層を出していきます。

グラインダーを丁寧にゆっくりと動かすことで綺麗に削る事が出来ます。

少しずつですが真珠層が見えてきました。

光の加減で分かりにくいかもしれませんが若干光沢がかっているところが真珠層です。

二段目の渦まで真珠層を出す事が出来ました。

かかった時間は45分くらいでした。

一番先端部分は削りすぎたのか、真珠層ではなく、白くなってしまいました。

貝殻の出っ張っているところは削るのが難しい為、今回は緑層を残そうと思います。

ここまでの感想

グラインダーを長時間小刻みに動かすことと、長時間グラインダーを持っていると重くなってきて腱鞘炎になりそうでした^^;

汚れを削る作業よりも真珠層まで削る作業の方が少し力がいるかなと思います。

削るたびにどんどん綺麗になって成果がみえるのでやりがいがあります。

ですが、楽しくなって作業が速くなるとグラインダーで手を切りそうになったので油断は禁物です。

ここまでで1時間ほど削りましたが、腕が腱鞘炎になりそうなので今日のグラインダー作業はここまでにします。

夜光貝をピカールで磨く

ピカールで磨く

真珠層まで削った部分をピカールで研磨して仕上げます。

水で細かい粉塵を洗い流して乾かしてからピカールで磨いていきます。

ピカールは柔らかい布に塗布して磨いていきます。

私は普通のタオルを使いました。

ピカールはクリームみたいな感じの液体で、タオルに塗布してそのまま貝殻の磨きたい部分に塗り込むイメージです。

ピカールで磨いた後は乾いたタオルで擦りながらピカールをぬぐいとるイメージで拭きました。
どんどん綺麗になっていきます。

ピカールすげー!!

ネーミングセンスバッチリ!本当にピッカピカになりました!

これは楽しすぎます^^

ここまでの感想

夜光貝をピカピカ

最後の仕上げでどれだけピカピカになるか楽しみにしていましたが、ピカールの威力に驚きました。

めっちゃ楽しい作業でした^^貝殻を磨いたこともない、ましてやグラインダーなんて使ったことない私でもここまで綺麗に仕上げる事が出来ました。

まだ下の方に緑層が残っているので、また次回夜光貝をピカピカにしていきたいと思います。

出来たらまたアップします!今日は腕をよくマッサージして休みます(笑)

研磨作業はまだまだつづく・・・

夜光貝のアクセサリー

夜光貝を頑張って磨いて削り、ここから形を整えたらこんな作品が作れます。

かなり根気がいりますががんばりましょう!

石垣島の中でも一番古く昔から手掛ける有名なアーティストさんの作品が沢山並んでいますよ。

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この記事を書いた人

石垣島を愛し、石垣島で色んな遊びを追求するチーム「石垣遊び」のスタッフ!
実は中の人は一人じゃありません!
そのうち分けようと思ってます、すみません!

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