石垣島の生き物 ~海の生き物編~

はいさい!
石垣島にはたくさんの生き物たちが暮らしています。

それは海にも山にも…。

そんな生き物の生態について私が勝手に思う、みなさんに出会ってほしい生き物についてまとめました。

今回はみなさん大好き、海の中の生き物たちです~。

目次

ウミガメ

石垣島で見られるウミガメは3種類ほど確認されていて、タイマイとアオウミガメ、アカウミガメです。

タイマイ

タイマイは体長70㎝から90㎝程で体重は60キロ程、全体的にモザイクのような模様をしていて、クチバシは鳥のように尖っています。
べっ甲で有名な亀です。

べっ甲とはタイマイの甲羅を加工して作られた工芸品で、アクセサリーなど様々なものが作られています。

そんなタイマイは、個体数が少なくなっているために1994年以降は輸出入が禁止され、現在では輸入が完全に禁止されているそうです。

アオウミガメ

アオウミガメは世界中で食用の為に捕獲されていたことがあり、現在では絶滅危惧種に指定されています。
脂肪が青かった為にアオウミガメと呼ばれているそうです。

草食系のウミガメで、海藻を好んで食べます。

だから脂肪も青いのか!?
特徴は小さな頭とつるんとした丸い甲羅にあります。

甲羅の大きさは80㎝から100㎝程と言われています。

アカウミガメ

アカウミガメはアオウミガメとは反対に大きな頭が特徴です。

名前についてもその名の通り赤いからアカウミガメ。

甲羅はハート形のような形をしていて、70㎝から90㎝くらいの大きさでアオウミガメより少し小さめです。

こちらは肉食系のウミガメで、あごがとても強いのでエビとかカニを好ん食べているようです。

アカウミガメも絶滅危惧種に指定されています。

ウミガメの産卵スポット

ウミガメの産卵

石垣島では3種のウミガメの産卵が各地で確認されている珍しい島でもあります。

ウミガメの産卵時期は4月下旬から10月下旬と言われています。

産卵場所はだいたい決まっているようで毎年同じような浜で確認されています。

石垣島でも有名な産卵スポットはフサキビーチリゾートホテルのフサキビーチです。

毎年産卵が確認されていて、運が良ければ孵化して海へ帰る子亀たちを観察する事もできます。

私もフサキビーチで観察する事が出来、とても神秘的で感動的な出来事でした。

子亀たちは水平線に反射する月の光をたどって海へ帰っていくそうで、生まれて間もないのに一生懸命に小さな手足を動かして進んでいく姿に勇気をもらいました。

  • フサキビーチリゾートホテル
  • 石垣市新川1625
  • 0980-88-7000

もっと詳しくウミガメについては、こちらが参考になります。

ウミガメのアクセサリー

石垣島にはウミガメをモチーフにしたアクセサリー作品が沢山ありますので、

是非てにいれちゃってくださいね。

マンタ

マンタはダイビング

ウミガメときたらやっぱりマンタでしょう♪

マンタはダイビングで見ることも出来ますが、シュノーケリングでもツアーに入れば見ることができます。(どちらも運任せですが・・・)

見られる時期と場所

マンタは通年見る事ができるようですが、遭遇率がアップする時期は9月~11月の秋ごろが多くみられます。

石垣島の西北部のマンタスクランブルと呼ばれるマンタの通り道には多くのマンタが集まって体についたゴミを掃除したりしている姿が見られます。

生態

石垣島で見られるマンタはナンヨウマンタと呼ばれるマンタで、大きさは3~4メートル程です。

マンタの主食はプランクトンで海水ごとプランクトンを食べています。あんなに大きいのにあんなに小さいプランクトンで足りているのだろうかと心配になりますが(笑)

マンタのお腹の模様は個体によって違うらしく、個体識別が可能です。それによって、石垣島周辺で見られるマンタの数は300以上確認されているとのことです。

毎年石垣島にも優雅に泳ぐマンタを一目見ようと沢山の観光客が訪れています。

カクレクマノミ

カクレクマノミです。ニモ

みなさんお馴染み!?カクレクマノミです。ニモと言った方が分かりやすいかもしれませんね^^

2クマノミとイソギンチャク

カクレクマノミの多くはハタゴイソギンチャクと一緒に暮らしています。

クレクマノミの主食はイソギンチャクが食べ残したものを拝借しているようです。

また、敵が来たときには威嚇してはイソギンチャクに隠れたりして敵を追っ払います。

イソギンチャクさまさまですね(笑)

カクレクマノミはクマノミの中でも性格は大人しくて小型の部類です。

共生できる理由

でもこのイソギンチャクは普通、触手に魚が触れると毒を刺してその魚をマヒさせて食べる生き物です。

なのになぜクマノミたちは一緒に暮らせるのでしょう?

答えは、クマノミとイソギンチャクの出す粘液が同じものだからということ。

魚でも仲間だと思うんですね!不思議!

ちなみにイソギンチャク1株に5匹から10匹暮らせます。

オス?メス?

ここで一番の驚きが!クマノミの性別は一生固定されているものではないということを知っていましたか?

イソギンチャクの中で一番大きい個体がメスになり、次に大きい個体がオスになるそうです。

それ以外の個体は繁殖には参加しないということも分かっています。

しかも、一番大きいメスが死ぬと、次に大きかったオスがメスに変身!

不思議すぎるでしょう!?このこと(オスからメスになる)を雄性先熱と言います。

クマノミたちも平和に暮らしているので、海で見かけても触ったりしないように気を付けましょう!

シャコ貝(ギーラ)

最後に紹介するのはこちらもみなさんご存知のシャコ貝です。

八重山方言ではギーラと呼ばれています。

サンゴ礁の浅い海に生息していて、二枚貝の中でも最大級のオオシャコガイを含む貝です。

褐虫藻(かっちゅうそう)と共生

ギーラには褐虫藻(かっちゅうそう)というものすごい小さい(10マイクロメートル)単細胞藻類が共生していて、その褐虫藻が光合成をすることで栄養分を生み出します。

褐虫藻が摂取する栄養分の必要量を越えたものをギーラが摂取するとう仕組み。

さらにはギーラが出す排泄物を褐虫藻が吸収しているという。

ギーラもクマノミとイソギンチャクとの関係のように共生して生きているんですね。

マーギーラとスーギーラ

石垣島周辺の海で見られるギーラの中に、写真のようにサンゴの隙間に入り込んでいるギーラをマーギーラ(ヒレナシジャコ)といい、砂地に転がっているギーラをスーギーラ(シャゴウ)と呼んでいます。

マーギーラは貝殻を開いているときに見られる中のひだが、青くキラキラしているものもありとても綺麗です。

サンゴの中でどうやって成長していくのか不思議でしたが、成長するときにサンゴを溶かして大きくなっているという事実をしり驚きました。

スーギーラは砂地を泳いで移動できるようです。

捕らないで!

ギーラは刺身で食べるととても美味しいですが、最近では数が減ってきているため、輸出入が禁止され、石垣島でも捕獲を制限されています。

制限と言っても一般人は絶対にとってはいけません!

これは法律で決められていて、捕った場合には20万以下の罰金という罪になる場合もあります。

制限されているのは漁業関係者で、捕獲禁止期間と体長に制限があるので何でもかんでもとってはいけないという決まりがあります。

まとめ

海には私たちの知らない生き物がまだまだ沢山いると思うととてもワクワクしてきます!

でも昔は沢山いたけど今は数が少なくなってあまり見なくなったとか、サンゴの白化現象など、悲しいことも沢山起きています。

どれもこれも人間様が色々とやらかしてしまったから・・・。

海の為、自然界の為に自分のできることをコツコツやっていこうと改めて思います。

海に潜ったら人間は人間様ではなくなるので、生態系は壊さないように、眺めるだけ、記念撮影するだけにしましょう。

これから石垣島の海がもっともっと賑やかになることを願うばかりです・・・。

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この記事を書いた人

石垣島を愛し、石垣島で色んな遊びを追求するチーム「石垣遊び」のスタッフ!
実は中の人は一人じゃありません!
そのうち分けようと思ってます、すみません!

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