日本最西端の島 与那国島への旅~
石垣島へ来たら離島を行くのも一つの楽しみではないでしょうか?
八重山諸島を制覇したいと思っているワタシ、今回は八重山諸島の一番端っこで日本最西端の島、与那国島へ旅してきました。
日本最西端与那国島
どんな島?
石垣島から与那国島は127キロ、台湾までは111キロと、台湾のほうが近い島です。
人口は約1700人。
島の周りは断崖絶壁で砂浜はあまりみられません。
海底には構造物があり、「海底遺跡」としてダイバーに人気です。
また、島の周りは潮の流れが速く「カジキ」などの大物がよく釣れるそうで、著名人もよく参加するカジキ釣り大会が毎年行われています。
沖縄の在来種であるヨナグニウマも飼育されていて観察や乗馬体験などもする事が出来ます
与那国島の行き方
与那国島へはフェリーか飛行機で行けます。
船フェリー
- 便数:石垣から与那国 火曜、金曜の1日1便
与那国から石垣 水曜、土曜の1日1便 - 料金:片道 大人3550円 小人1780円
往復 大人6750円 小人3560円 - 所要時間:4時間30分
- 問い合わせ:福山海運 石垣島営業所 0980-82-4962
※フェリー乗り場は石垣港の反対側(島つりぐの近く)にあるので間違わないように・・・駐車場もあります。
飛行機
便数:石垣空港から与那国空港 1日3便、与那国空港から石垣空港 1日3便
※曜日によっては2便になることもある。
- 料金:時期によって変動するがだいたい、
大人 12000円
小人 5000円ほど - 所要時間:30分
- 問い合わせ:JAL国内線(沖縄)098-891-8201
私は今回フェリーで行きました!
今回は経費削減のため船を選びました^^
そしてこのあと悲劇の渡航劇が起こることはまだ知るよしもない・・・(笑)
チケットを買うとこんな記念がもらえました。
カジキとヨナグニサン~可愛らしい~
船内はとても広くてどこにいても自由なので楽しそう!
これなら時間潰せるわ~♪
外のデッキもまるで豪華客船にのっているかのような感覚に陥ります!
この日の石垣島は晴れたので出航するまで外で風を浴びていました。
気持ちよかった~!
ちなみに中は二段ベッドの部屋や大広間のような靴を脱いでくつろげるスペースもあるので寝たり、ご飯を食べたりすることもできます。
コンセントタップも色んな所に設置されているので充電もできます。
自動販売機も設置されていましたよー。
出航!
船内を満喫していると船が動き出しました~。
さよ~なら石垣島~
行ってくるよ~。
と、4時間半もあるのでとりあえず寝ようかと早速二段ベッドのある部屋で休息。
それから15分後、気持ち悪くて起きました。
なんてったってものすごい揺れ!!
船が大きいからゆーっくり大きく揺れるのです。
船酔いする人は絶対に酔い止めを持って行った方がいいです!
後から聞いたら与那国行のフェリーは「ゲロ船」とも呼ばれているそうです。
そして私の相方は船酔いするくせに酔い止めを忘れ、船が着くまでずっとトイレにこもって絶望していました・・・。
私はなんとか寝て過ごしましたが、大広間の様子を見に行ったとき、あの揺れの中で普通にお弁当を食べている人もいて驚愕でした(笑)
到着
悲劇の渡航を終え、やーーっと着きました与那国島!
とりあえず宿泊先の民宿のおっちゃんが港まで迎えに来てくれました。
港で待っているときに何やらテレビの撮影隊がいて、「沸騰ワード10」という番組だったようで、与那国島特集の撮影だったようです。
最近よくテレビで八重山諸島の特集を見るけど実際撮影しているのは初めて見ましたが、思ったより地味な感じの撮影だと思いました(笑)
数か月後にちゃんと放送されてましたよ。
島巡り
与那国島は一周約25キロあり、車で約35分あれば回れます。
交通手段はレンタカー、レンタサイクル、バイク、その他はタクシーか路線バスも走っています。
島が大きくアップダウンが激しいので自転車は結構キツそうです。
なので安くて風を感じられるバイクを選びました~^^
立神岩(たちがみいわ)
この岩は島の南東部沖合にできた高さ30メートルの岩礁で、村人は海から立ち上がっているこの岩の勇姿が神々しいと「立神岩」と呼ぶようになったそうです。
こんな断崖絶壁のところから見る事が出来ます。
火サスに出てきそうな崖ですがこんな場所が島のいたるところにありました。
怖くて風景もなにもみられない^^;
ちなみにこの立神岩の近くの海底に遺跡があり、この立神岩とも何か関係があるんじゃないかと言われています。
Dr.コトー診療所
これが有名なテレビドラマ「Dr.コトー診療所」で使われたセットです。
今では入場料300円(高校生以下無料)で見学することができます。
この時は運悪く作業中で見る事が出来なかったので遠くからの写真です。
ドラマのまんまであの扉からコトー先生が出てくるんじゃないかと思うくらいで、感激しました~。
中は当時のセットそのままの状態が保存されていて、地域の人たちが定期的にメンテナンスをされているそうです。次来たときは絶対に見学したいと思います。
西崎(いりざき)日本最西端の碑
日本で最後に沈む太陽や、天候が良ければ台湾が見えることもあります。
残念ながらこの日は曇り~、ついてないですね・・・。
ヨナグニウマ
日本に残る在来種の一種で1969年に与那国町の天然記念物に指定されました。
ヨナグニウマは競馬などでよく見る馬とは違い体が小さいのが特徴ですが、昔は農家の担い手として100キロ級の荷物を載せるなど活躍していた為か、足腰と蹄がとても強い馬です。
毛色は茶色で、背中に鰻線(まんせん)と呼ばれる、背骨にそって毛色の濃い筋があるそうです。
性格は温厚で素直なので人間との相性も良いみたいです。
与那国島では普通に道路をヨナグニウマたちが横切ります!
動画撮りながら思わず「うけるー」って言ってますが、なかなか見たことない光景でこのセリフが出ました(笑)
道路走ってたらこんなマンホールもあったので記念に。
ヨナグニウマにヨナグニサンにカジキ、まさに与那国のマンホールって感じですな!
泡盛
与那国島には3つほど酒造所があるそうで、有名な泡盛を飲ませてもらいました~。
中でも「どなん」はアルコール60度の泡盛もあり、口に入れた瞬間にブワッとアルコールが蒸発?!
するような感じで、私は衝撃で味わえなかったです^^;
個人的には「まいふな」が飲みやすくて好きでした♪
味は・・・
酔っぱらってあまり覚えてません!
すみません!
帰宅
いやー、一瞬で終わってしまった初・与那国の旅、いろんな発見があってとてもいい体験ができました~。
では「ゲロ船」で石垣島へと帰るとしますか・・・。
帰りは慣れたのか、少し気持ちに余裕があって外で風に吹かれながら帰りました。
ただいま石垣島~。
なんだかとても安心するよ~。
感想
今回はバイクで島を一周しましたが、道路は広くて走りやすくてスイスイでした。
商店も数軒あって飲み物やパンなどの軽食も売っていて助かりました。
島ではパクチーやサトウキビなどの農作物が多く作られていますが、何も手が入っていない農地(遊休地)が結構あって、なんだかもったいなく感じました。
今では自衛隊が配備され、飲食店など、新しくオープンしているお店もあり賑やかになっているようです。
自衛隊問題は地元の人からしたら様々な意見があるとは思いますが、人が来て街が活性化することはとてもいいことだと思います・・・。
あの遊休地も何かできたらいいな~と密かに願っています☆
与那国島の景色は石垣島ではなかなか見ることのできないものばかりで、島の人たちも人懐っこくて話しやすく、石垣島にはない刺激を受けることができていい思い出になりました~♪
そして今回は叶わなかった願いが「天然のヨナグニサン(蛾)が見てみたい!」なのでいつかまたリベンジしたいと思っています!
みなさんも是非、日本最西端の島、与那国島を訪れてみてください。