はいさい!
突然ですが皆さんは「夜光虫」を見たことはありますか?
聞いたことはあるけど見たことないって方も少なくはないと思います。
今回は石垣島でも見ることのできるとても幻想的な景色を造り出す、夜光虫についてまとめました。
夜光虫ってなに?


「夜光虫って虫なの?」
「なんで虫が海の中で暮らせるの?」
「夜しか活動しないの?」
などなど夜光虫には謎な部分が沢山ありますよね。
どんな生き物?虫かどうか・・・。



ズバリ答えは、夜光虫の正体は「海洋性のプランクトン」です!昆虫ではありません!このプランクトンが大発生して何かの刺激を受けると青く光って見えるというわけです。
夜光虫の特徴


プランクトンということが分かったので海で暮らす生き物ということにも納得ですね。
夜光虫は原生生物に属されており、とても大きい部類でその大きさは、直径が約1ミリから2ミリです。
形はほぼ丸に近いですが、一か所だけくぼみがあります。
このくぼみには触手がついていて、これを使って食べ物を食べています。
ちなみにあと2本、鞭毛をもっているらしいのですがこれがほとんど見えないようです。
こんな小さいのにちゃんと捕食するための機能があったり、何より生きていること自体が不思議!
そしてこの夜光虫は昼間は赤潮として海面に現れるプランクトンの一種です。
夜光虫が発光するのはなぜ?
夜光虫は生物発光と言って、生物自体が光を造り出し発光させる力のあるプランクトンなのです。
発光をする仕組みとしてはルシフェリンとルシフェラーゼの働きによって化学反応が起こるから。
ん?るしふぇりん?
難しい名前が続きましたが、ルシフェリンは発光物質で、ルシフェラーゼは発光酵素、この二つが働くと光るんです!
ちなみにこの構造はホタルと同じです。
そしてなぜ夜光虫は光るのか。その理由は二つあると言われています。
その1 獲物を捕まえるため
夜光虫は自分よりも小さい微生物を捕食して生きています。その微生物を光で誘き寄せるために光っていると言われます。
その2 敵を驚かせて撃退するため
自分達を食べようとする敵を光で驚かせて撃退するために光っていると言われます。
この時、敵が近づくと水の動きが変わるのでそれで判断して発光しているのではないかと考えられています。
この理由なら、波に揺られたり、夜光虫のいる場所に私たち人間が石を投げ込んだときに光ることも納得です。
しかも夜光虫は集団行動が得意の様で、必ず大群で現れます。
だからあんなに綺麗な景色になるんですね。
夜光虫の発生する時期や条件
夜光虫は日本全国で見る事が出来ます。
もちろん石垣島でも、5月ごろから10月ごろまで時期は春から夏にかけて大量発生します。
晴れの日が続いて気温が高い日や、雨が降った後にジメジメした日、そして海が比較的穏やかな太平洋側に発生しやすいようです。
夜光虫はプランクトンの中でも比較的大きいサイズなので波や風で容易に移動するため、波打ち際や漁港などにたどり着き、波に揺られるがままその場で発光します。
ちなみに海が生臭いと感じるときには発生しやすいという説もあります。
これは夜光虫が集まっていて、水が濁るためです。
こう見ると、結構な確率で見られそうな感じがしますね^^
夜光虫ツアー


石垣島ではカヤックに乗りながら夜光虫を観察できるツアーも実施されています。
せっかく石垣島へ来たんだから・・・サンセットもいいし、星空もいいけど、夜光虫もかなりいいと思います^^
- 石垣島サンセットナイトカヤック専門店
- GLOW STAR(グロースター)
- 石垣市名蔵1356-91
- 0980-5485-1645(受付時間9:00~22:00)
- https://bbqishigaki.net
まとめ
夜光虫って虫じゃなかったんだ~っていうのが第一の感想でしたが、私たち人間にとってはすごくロマンチックで最高の景色を造り出してくれるプランクトンたち。
でもプランクトンたちにしてみたら生きることに必死なはず。
自然界は人間には計り知れないようなことが起きているんだと改めて考えさせられました。
石垣島でも絶対に見たい景色の一つに入るのではないでしょうか^^
みなさんも是非、夜光虫をと星空のコラボレーションをお楽しみください★

