石垣島の危険生物 ~海中編~

はいさい!
石垣島へ来たら一度は海へ入りたいものですよね!

でも海にはたくさんの危険が潜んでいることもお忘れなく・・・。

今回は海に潜む危険生物をピックアップします。

目次

ハブクラゲ 危険度 ★★★★★

ハブクラゲを知っている人は結構いるのではないでしょうか?

海の危険生物と言えばクラゲ、欲海水浴場でクラゲに刺されたっていう人を見かけます。

クラゲの中でも猛毒なのがこのハブクラゲで、過去には死亡例もあるそうです。

安全の為に網ネットを張っているから大丈夫って事もなく、小さなクラゲが網の中ですぐにデカくなるのでクラゲは困った危険生物です。

どんなクラゲ?

体はほとんどが透明でよーく目を凝らさないと見えないので、知らない間に近づいて気づいたら刺されていたなんてこともあるそうです。

しかも、小魚などを求めて浅瀬にも入って来るので、浅いから大丈夫と思っていた大間違いです。

刺されるとどうなる?

刺されると激痛を感じて刺された箇所がミミズバレになり、その後水膨れになって12時間後には壊死していきます。

症状が重い場合には呼吸困難や意識障害、最悪の場合は死亡します。

刺されたらどうする?

万が一刺された場合にはすぐに海から上がって、お酢を刺された箇所にたっぷりかけましょう。

触手がついている場合には取り除いて、激痛の場合は氷などで良く冷やしてください。

そして速やかに八重山病院へ行きましょう。

刺されないために

石垣島の管理ビーチでは遊泳区域内にハブクラゲが入ってこれないよう、ネットを張り対策しています。

それ以外の場所ではネットなど張られていないので、注意しながら自己責任で海に入りましょう。

先ほどでも伝えたようにネットの中にもいる可能性はほとんどありませんが、いる場合もあります。

ハブクラゲを食べる!?

写真のお寿司、何かわかりますか?そう、ハブクラゲです。

こちらのお寿司はフサキリゾートヴィレッジで食べられますが、これを食べられる事はそうそうないのでかなり珍しい一品です。

猛毒生物を食そうとする人間、ほんとスゴイ。

でもこれ、なかなか美味しい^^ハブクラゲさん、コリコリ食感でした、ご馳走様。

ちなみに毒はしっかり処理されているのでご安心を・・・。

カツオノエボシ 危険度 ★★★★★

カツオノエボシ

猛毒を持つ生物として有名なカツオノエボシ。

クラゲの仲間と思われがちですが、実はクラゲじゃないんです!

どんな生物?

カツオノエボシはヒドロ虫という生物が集まってできた生物です。

ヒドロ虫は1種類ではなく、触手担当や胴体担当などそれぞれの役割があって集合しています。そしてそれらが協力し合って栄養などを吸収して生きているのです。

見た目は?

カツオノエボシは綺麗な青色をしているのが特徴で、自ら泳ぐ力はありません。

なので海面をゆらゆらと漂って生きています。

その姿はビニール袋が浮かんでいるかのようだと言われています。

毒性は?

カツオノエボシは生きているときはもちろん、死んでもなお猛毒を持つ危険生物です。

たまに浜辺に打ち上げられていることがありますが、絶対に触れないようにしてください。

刺されるとどうなる?

刺されるとかなり強い電気ショックを受け、それと同時に激痛が走ります。

そしてさらに怖いことに、この毒によりアナフィラキシーショックを受ける可能性もあるということ。

刺されるのが2回目となるとショック死の恐れもあります。

刺されたらどうする?

刺された場合はすぐに海から上がり、刺されてしまった箇所を海水で洗い流しましょう。

触手は猛毒なので絶対に素手では触らずに除去してください。

その後は氷などで冷やして、すぐに八重山病院へ行きましょう。

刺された対処法

刺された対処法で絶対にしてはいけないことが、お酢をかけることです。

ハブクラゲなどに刺された場合にはお酢をかけることが有効ですが、カツオノエボシは全く正反対。

かけると毒を刺激してしまいかえって症状を悪化させる原因になります。

真水で洗うこともしてはいけません。浸透圧の関係で毒がさらに体内に流れ込む恐れがあるからです。
とにかく海水で洗って冷やしたらそのまま病院へ行きましょう。

刺されないために

遊泳する際には周りをよく確認して遊泳する事や、肌を露出したまま海へ入らないようにすることです。ラッシュガードがオススメです。

また、浜にも打ち上げられているので万が一踏んでしまっても大丈夫なようにマリンシューズ等を履きましょう。

オニヒトデ 危険度 ★★★★☆

どんなヒトデ

オニヒトデは15㎝から30㎝にもなる大型のヒトデです。

その見た目からも、何も知らなくてもコイツはヤバいやつかもと思わせるような全身トゲトゲの容姿をしています。

オニヒトデはサンゴが主食なので、近年ではサンゴ保護のために駆除の対象となっていました。

サンゴがある場所にはどんなところでもいる可能性があるので、サンゴの隙間に手を入れたり、見えないところに足を入れるなどはやめましょう。

また、マリンシューズなどの厚さでは容易にトゲが突き抜けてくるので、底の厚い靴を履いた方がなお安全です。

毒性は?

オニヒトデは全身がトゲなのでこれに刺されると激痛を感じます。

アナフィラキシーを起こす場合もあり、最悪の場合には死亡すると言われる恐ろしい毒素を持っています。

ちなみにオニヒトデはホラ貝に食べられます。

ホラ貝スゴすぎる!

刺されたらどうする?

刺された場合はすぐに海からあがり、とげが刺さっている場合には除去します。

毒がまだ残っている可能性があるので素手では取らないように。

次に患部を熱めのお湯(40℃から45℃)に浸すことで痛みが和らいできます。

その後は早急に八重山病院へ行きましょう。

ヒョウモンダコ 危険度 ★★★☆☆

ヒョウモンダコの特徴

こちらも見るからに危ないやつですね。

体長は10㎝程度で小柄なタコです。

普段は岩や海藻などに擬態して暮らしていますが、危険を察知すると青いヒョウ柄のような模様をだしたりして、「自分は毒を持ってますよー」と威嚇します。
そして攻撃されると毒を吐いたり噛みついたりして敵に毒を注入しようとします。

毒性は?

毒はフグ毒でも有名なテトロドトキシン毒を持っていてとても猛毒です。

この毒は噛まれてから20分後くらいから症状が出てきます。

その症状は、マヒによる呼吸困難や嘔吐、血圧の低下などです。

噛まれたらどうする?

テトロドトキシン毒の解毒方法はまだ見つかっていない為、体内に入った場合には体内から排出されるのを待つのみとなります。

噛まれたらすぐに八重山病院へ行きましょう。

ミノカサゴ 危険度 ★☆☆☆☆

どんな魚?

ミノカサゴは見た目が派手なのでついつい綺麗と触りたくなってしまうかもしれません。

ですがこのひらひらした背びれなどに毒がある魚なので要注意です。

体長は30㎝程で貝類や甲殻類、小魚などを主に食べます。

夜行性のため、普段はサンゴの隙間や岩陰に隠れて暮らしています。

優雅に泳いでいる姿とは別に、攻撃的なので触ろうとしたりすると刺される恐れがあります。

毒性は?

ミノカサゴの毒は高分子のたんぱく質であるため、人間が刺された場合、命に係わる症状が出ることは稀だと言います。

でも、刺されると患部に激痛が走り腫れてきます。更に症状が悪化すると吐き気や腹痛も伴う恐れがあります。

刺されたらどうする?

刺されたらすぐに海から上がって患部をよく洗い流します。

とげが刺さっている場合にはピンセットなどで除去して毒を絞り出します。

その後はやけどしない程度のお湯に患部を45分ほど浸しておけば痛みは和らいでいきます。

もし痛みが引かない場合には八重山病院へ行きましょう。

まとめ

石垣島周辺の海は海水温度が高い為、内地では見られない生物が沢山見られます。ですがその分、危険生物も今回紹介した以外にももっと沢山います。

海水浴中に危険が迫ったらすぐにその場を離れ、海から上がる事が危険回避につながると思います。

派手な生物は毒があると言われていますが、これは本当にその通りだと思います、綺麗だから触ってみようはとても危険なので絶対にやめましょう。

海に入る前には事前にどんな生物がいるのか調べておくことも必要ですので、海には危険が沢山あるということを忘れずに、石垣島での海水浴を楽しみましょう^^

知識や道具などない方は安心安全なツアーに参加した方が無難ですよ。

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この記事を書いた人

石垣島を愛し、石垣島で色んな遊びを追求するチーム「石垣遊び」のスタッフ!
実は中の人は一人じゃありません!
そのうち分けようと思ってます、すみません!

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