2018・12・3~12・20
奇跡の30キロ越えイノシシを仕留めたあの日から、僕の狩りは全くと言っていいほどパッとしない。スマホの予測変換で「す」と入力すると、「すべて空振りでした。」と出てくるほど、
捕獲のない日々が続いているんだ。
場所を変えるため、罠を回収している時に出会ったのが、リョウさん。
僕と同じ罠猟師の先輩だ。
石垣島の罠猟師
合ってすぐに言われた言葉は「おまえ、その罠自分で作ったやつだな!?」と、なんでそんなことを言ったのか?と思いましたが。
リョウさんも罠を自作している方だったのです。
すぐに意気投合し、罠猟師の先輩として今の自分が思っている様々な疑問をぶつけてみました。
もちろん、失礼な質問をしないように言葉を選んで馬鹿な内容にはならないように気を付けました。
(まあ・・・海人三郎さんのおかげで鍛えられました。)
リョウさんは65歳で5年前より罠猟師になり、年間30頭ぐらい捕獲している方です。
一緒に罠の見回りに同行させていただき追跡方法、動作予測、設置方法などなど色々なことを教えていただきました。
イノシシの肉の味の話
そしてイノシシの肉の味についての話になりました。
畑を荒らすイノシシですが、荒らす畑によって味が変わるらしいのです。
赤身と脂身のバランスを考えて美味しさのランキングをすると、第3位がパイン、第2位がサトウキビ、第1位がサツマイモとのことです。
それともう一つ時別枠としてドングリとシイの実だけを食べたイノシシは味・香りともに極上ですが、
現実としてかなりレアなイノシシで、人によっては肉に独特の渋みがある場合があり好みが人によるとのことでした。
罠の設置はイノシシの動作を読み、とにかく手早く丁寧にやることが重要で人工物である部分は徹底的に隠し高さを合わせる事が重要とのことです。
それと、見回りの間隔ですが3日でにおいが消え4日目に警戒心が消え始めるので、それより早く見回ると人間の気配が消えない状態がずっと続くのでよりかかり難くなるそうです。
獲物は雄イノシシ
様々な心構えや知恵を授かり、見回りたい気持ちをぐっとこらえて職場近くの罠場に行くと・・・・
居る!イノシシかかってるシー!!
おおー!!
やっと、2匹目を捕まえるまで20日間かかりました!!
事前の反省を踏まえ太めの結束バンドと鼻取り用のくくり罠を準備して生け捕りにします!
鼻をくくり、足を結束バンドで結び、4本脚を一つにまとめ目をガムテープでふさぎます。
車に積み込むまでの時間は20分で済みました!
何事も経験と反省は重要です!!
このあとは前と同様に、
心臓に一突きして血を抜き取り、皮を焼いて内臓を抜きます。
お土産と料理
生々しくスミマセンですが解体、捌くのは大変でした。
これで福岡分のお土産が確保できました!
今回の獲物は23キロの雄イノシシです。
生後10か月程度の獲物らしいです、生殖器や牙は未発達でした。
新鮮なうちに食べて美味しいのはレバーと心臓ですね!
そして4回後に、
イノシシ焼肉にしました!
肩ロースの脂とバラの脂はちょっと違うのでその変化がよろしいですね!!
モコの限界
度々悪路を通っていた日産モコの限界が来ました・・・
走るたびに異音が聞こえ、揺れています、そしてなによりイノシシ臭い車になってしまいました・・・・
というわけで、買ってしまいましたジムニー!!
ここまで狩りにのめり込むとは・・・・
何とも忙しい12月です!!
年賀状の絵
そして毎年楽しみにしている方には申し訳ないのですが・・・・・
年賀状の絵が全然描けていません!!スイマセン遅れます!!