石垣島で本気の猪狩りと、ジビエ料理の研究

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前回でもう、これ以上いのししは捕獲できないかも知れないと思いつつ、

年末には福岡に帰るため12月26日の罠周りの時に仕掛けを外しました。

そして1月10日に再開しましたが・・・・

1月はクジャク1匹のみであとは空弾きと空振りばかりで何ともむなしい状態でした。

今年最後の狩猟期間

職場の後輩G君からは「あら?狩猟期間は終わったのですか?」と言われました。

 

2月8日、「今日もどうせ空振りだろう・・・」と雨上がりの日に米原の畑周りに設置した罠をみたら・・・・

 

かかっていました!

イノシシ20キロ級!

もうおなじみの20キロ級!

狩猟期間

捕獲するのも捌くのも手ごろな大きさです!

捕獲するのも捌く

ある程度の相手の出方をみて動きを止めてから生け捕りです!

イノシシが暴れまくってくくり罠のワイヤー部分から出血

イノシシが暴れまくってくくり罠のワイヤー部分から出血しています。

すまん!もっと早く回収してあげれば・・・・

家に持って帰り、吊して心臓を一突き!

 

そしてゆっくりと皮をはぎ、内臓を抜き脱骨します。

うまく皮を剥ぐこともできました。

うまく皮を剥ぐ

部位別に分けてそれを農家さんへプレゼントしあとは自分で料理して食べます。

 

20キロ前後の個体は肉に癖もなくただただ美味しいのです。

 

けど美味しすぎてすぐに食べつくしてしまう危険性があるのでやばいのです。

 

残り僅かな猟期から考えるとこの獲物は最後の獲物だろうな。

ならば福岡に持って帰る分を冷凍しておこう。

今シーズンは11頭か・・・と、

多分もう取れないだろうと思いつつ、2月12日の罠周りに出かけました。

そうです、あとに続く話はこんな時に限って!という話です!

 

イノシシ50キロ級!

その場所は今まで2回空弾きがあり、「罠を読まれてるなあ・・」と思いつつ再設置している場所で、そこから5m離れた場所に「多分捕れないけど一応設置しておこう。」といった感じで設置していました。

すると「多分捕れない・・」の場所に!!

やばいやばいやばい!!まさか!でかい!身の危険を感じたのでいったん引き、状況把握のため木に隠れて観察します。

固定状況を確認して「よし!いける!!」

口にかけるつもりでしたが、もう片方の前足にかかりました。

けどこれでもよいです!

両足を結束バンドで固定

すかさずバックに回り両足を結束バンドで固定しました。

口にもくくり罠を入れて、動きを止めてからはガムテープをロープで動きを封じます。

ここまで行けば先が見えます。

さて、ここから車まで引っ張り出して載せるのですが、なんと運が良いことに車までたったの5m、ちょっと踏ん張れば何のことのない距離です。

初めての50キロクラス

載せる面積が半分を超えていますね。

初めての50キロクラスですが、落ち着いて対処すれば何とかなりました。

 

これが今シーズン最後の獲物かな・・・と、ここ1か月空振り続きの場所に行きました。ジャングルの川を上って150m、すると・・・

まさかの2頭目!しかもまた50キロ級!

 

やばっヤバイヨ ヤバイヨー!!

 

もし去年の自分だったら、2頭目を引っ張り出す前に体力が尽きていたと思います。

けど今年でよかった!先日のマラソンで体力が付いた自信があるので頑張れるのです。

意外と早く捕獲が出来ました。

けど、ここであってはいけない重大なミスが・・・

プロレスのマイクパフォーマンスで「おめえ今度会ったらぶっ殺してやる!」と言いますが、実際に殺すレスラーは居ません。

捕獲は良い加減で相手の自由を奪うのが目的であって殺す目的ではないのです。

必死に捕獲した結果、鼻くくりの時間が長すぎてイノシシが呼吸困難を起こし絶命してしまったのです・・・・

 

猪のジビエ

申し訳ないことをしてしまった自責の念と、その場でとどめを刺せるナイフを持っていなかったので放血する事が出来ないまま150mのジャングルを引っ張らなくてはならないのです。

なんとも悲しい捕獲となってしまいました・・・・

 

引っ張り出すのに1時間近くかかり車の近くになったので急いでナイフを取りに戻り止め刺しをしましたが・・・全く血が出ません。

肉をまずくさせる一番悪い方法です。

絶望にくれながらもなんとか引っ張り上げ、車に乗せようとしたら先に捕まえて居たイノシシもちょっと様子がおかしいので手を当ててみたら呼吸が無くなっており瞳孔も開いています。

 

やばい!と感じたので慌てて止め刺しをしました。

するとゆっくりではありますが放血が始まりました。

喜びから絶望への転落です。

ついさっきまで最高の食材だったのが、もはや臭いのが確定の食材となりつつあるのです。

師匠に電話をして捌きを協力してもらうようお願いしました。

雄イノシシのうっ血した肉

雄イノシシのうっ血した肉

ちょっと肉の色がわかりずらいですが雄イノシシのうっ血した肉です。

やはりそうなっていました。しかも脂もなく独特の匂いのある肉です。

前シーズンに教えてもらった「発情してメスを追っかけまわした疲れて痩せた雄は肉が臭い」イノシシだったのです。

しかも歴戦の戦いの傷があり、膝関節は一部分が化膿しており異臭を放っていましたので切り落としました。

 

一方、先に捕まえていたのは雌イノシシで、放血出来たので肉のほうは無事でしたが内臓はちょっと怪しい状態だったので師匠の猟犬のエサになりました。

ジビエ料理

ジビエ料理

 

というわけで、あとは料理、料理、料理です!

雌イノシシはどの料理

雌イノシシはどの料理を作っても期待以上の味になりました。

雄イノシシは、焼いて食べたら臭みが強く硬い

一方、いろいろと問題のある雄イノシシは、焼いて食べたら臭みが強く硬いので自分は食べれなくもないけど、苦手な人にはちょっときついだろうな、という感じだったので。

イノシシの燻製ハム

雌イノシシとは違う旨み

燻製にしました!すると雌イノシシとは違う旨みがあります。

引き締まった赤身のみのちょっと癖のある味です。

お!いけるんじゃね??と思える味です。

ハムばっかりってのもなんだな・・・・と思い。

猪のフランクフルト

フランクフルト

最近調子のよいフランクフルトにしました。

イノシシ肉のひき肉

結果から言いますと、このフランクフルト、過去最高に良い出来となりました。

イノシシ肉のひき肉は豚や牛の比較にならないくらいに粘り気があり、無駄な脂が無い分分離することはなく、しっかり結着してくれました。

臭みを消すのために使用した香辛料は生ニンニク、生パセリ、あらびき胡椒、鷹の爪でしたが十分な効果を発揮し、不快な匂いは全くありませんでした。

山椒ちょいと多めのマーボ豆腐

そして余ったひき肉でもう1品作りました。

山椒ちょいと多めのマーボ豆腐です。もちろんめちゃ美味い仕上がりでした。

山椒ちょいと多めのマーボ豆腐

イノシシラーメン

あと、骨もちゃんとスープをとって、得意なトンコツ、イノコツラーメン!

今回は市販のあの安いヤツ!

あの、うまかっちゃんの乾麺だけつかいました。

料理結果

これで分かりました。なぜ香辛料が昔珍重されていたか?そうです、臭い肉を美味しく食べるのにこれほど効果の出る香辛料はまるで魔法の粉です!

イノシシ肉のポテンシャルを試すためいろいろな料理に何気なく使うことで色々分かるので非常に面白いですね。

今期のジビエを最後に

2019年2月15日にすべての罠を回収しましたが・・・

またしてもイノシシに申し訳ないことがありました・・・

固定していた木の強度が十分でなかったためイノシシはその木を引きちぎり逃げてしまっていました。

今シーズンで3回目です。

 

手負いの獲物を逃がすことは恥です。

そのイノシシはいずれ片足を壊死で失い、人間への憎悪を増幅させるのです。

色々な課題があり考えさせられることが多いシーズンでした。

罠の仕掛け方、捕獲の仕方、捌き方などなどまだまだ未熟です!

 

今シーズンは13頭で終了しました。

来シーズンは26頭目指して頑張ります!

 

前回のサバイバル生活は、こちらから、

猪の焼肉とウリボウ皮でナイフケース作り

解禁日にウリボウを走ってタックルで捕まえて、次の休みである18日もクジャク以外は空振りでしたが、 また同じように畑を荒ら ...

 

石垣島で美味しいジビエ料理をたべるなら、琉球創作料理ティダパナさんがいいですよ。

 




↑ 島まで無料でこれて、給料までもらえて食事やアクティビティまでついてる所もあるよ!

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ワイルドベンケイ

rituonagayama

ベンケイ 八重山諸島のフィールドを研究しながら色んな探索・狩り・料理・絵とかなりワイルドに多彩な才能を繰り広げるエンターティナーな存在 遊びのメンバーもベンケイさんと海に一緒に行くと自然の知識が多くて面白く、海へ行くとモリ持って、一人でテンション上がってどこかに見えなくなり、魚と共に戻ってきます。 山は山菜や、生き物を捕まえては料理して、料理のバリエーションも半端ないです。 あの、ナスDと良い勝負するだろうなと思いながら、いつか対決出来る日がくるのを望んでおきます。

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