2016.7.21
年に1~2回来てはブログや料理、絵の事を批評してくれる東京の銀座からの先輩が石垣島に遊びに来ていました。
毎回ほぼ宣言無しで来て、ホテルで数日のんびり過ごし、東京に帰っていきます。
毎回僕にはマッサージを依頼して世間話をしながらお互いの近況報告をしています。
人間なんて感情の生き物
自分が今の職場の環境に慣れず思い悩んでいた時にこの方に出会い、
「人間なんて感情の生き物だよ、特に嫉妬心が強く自分に自信のない人は他人を攻撃しがちでね・・・・」
「君は腕があるんだから、しっかり仕事をすればいいんだよ・・」
とそのほかにも自分にとって「目から鱗」的な名言を多くいただきました。
そして「君のやってることやレシピはしっかり残しておいたほうが良いよ、自分の為にもなるし、どこかの誰かがこれを読んで、その誰かの役に立つかもしれないから・・・」と、
これがきっかけで出来る限りレシピや作業手順を書くようにしました。
おかげで塩麹ベーコン、石釜、ピザ、手モリ、などはある程度形になってきたと思います。
さて、最近かなり気になってやってみたいことがあります、それは鍛冶です!
石垣島の鍛冶屋
今回の遊びの最終目標は、自分の作った包丁で自分の料理を作ってみたい!
という気持ちが強くなり、ピザ窯の構造が製鉄の反射炉に近いこともあり、何とか鋼鉄を生成できないか??と妄想を膨らませていた時、
島にある唯一の鍛冶屋さんに行くといろいろ教えてくれました。
鍛冶屋の大将さん
製鉄・鍛錬
石垣島の鍛冶屋さんは木炭を熱源として鉄を鍛えるやり方でした。
くるまの板バネ、砲弾の残骸、電柱の構造筋、鋼鉄板を炭火で温めそれを叩き延し色々なものを作っています。
鍬、鉈、漁師の道具、イノシシを仕留めるための槍、シャコガイをはぎ取るためのトンカチなど、島の道具作りの場所として色々なものが発明されていたようです。
鋼鉄板を炭火で白くなるまで加熱し、一気に水に浸けると金属が引き締まり硬化します。
その状態でハンマーでたたくと簡単に割れてしまいます。
一気に浸けずに一部分だけを付けてゆっくり温度を降下させるとある程度の柔軟性は保たれた鋼鉄になるのです。
この辺の詳しい説明を聞いたのですが、イマイチよくわかっていません。
テレビでは見たことあるけど実際目の前にするとワクワクが止まりませんね。
鍛冶屋の主人に聞くと今の時期は暑すぎて午前中に鍛錬を行っているようです。
今は暑さのためあまり働きたくないので秋に時間ができれば包丁作りができるようになりそうです。
秋になったら包丁を作ります!
ついでにサバイバルナイフも作るつもりです!
今のうちにデザインでも考えておきますね!!
島でさいごの鍛冶屋なので引き継ぐ人とかが気になります、石垣島で鍛冶屋の道を歩きたい方がいれば是非歩んで欲しいとかってに思っています。