【御嶽巡り】ミステリアス!!川平湾集落のパワースポット

【御嶽巡り】ミステリアスすぎ!川平湾付近のパワースポット
目次

川平湾の集落

石垣島内でも一番有名な観光地で誰もが訪れる川平湾

島の北西部に位置し、石垣島市街地から車で約40分

実は、この川平湾には数々のパワースポットと呼ばれる場所とミステリアスすぎる川平地区独特の風習があります。

この集落まで車で向かうのですが、途中道路の上に細い絞縄と袋がぶら下がっていました。

中には、お米と、ニンニク、ワラなどが入っている様に見えます。

川平地域の結界なのでしょうか・・・

場所と地図

川平観音堂

川平湾は琉球王府への貢納物を集積する島の3大港のひとつで、観音堂は17世紀半ばに創建されたと伝えられています。

川平湾駐車場から海に向かって歩いていくと右奥の川平公園内に鳥居が見えてきます。

琉球瓦の御嶽は海とは反対方面に向かって立っていて、お堂の中には千手観音様のような絵が飾られています。

奥にはエメラルドグリーンに輝く川平の海が見えるので雰囲気が明るく、タクシーの運転手さんからもここは良いパワーがあると聞きました。

川平湾のうたき

川平観音堂のいわれ

川平湾内に風待ちでとまっていた船がありました。
船に乗っていた小僧が順風になるまで上陸し、しばらくしてから戻ってみたら 
なんとーーー!

船はすでに出航していました。

小僧はびっくりして嘆き悲しみ、川平湾に船が戻るように一生懸命祈りました。
すると!
その願いは通じ北風が船を戻し小僧は無事に船に乗ることができました。

島のおじー

後に和尚になった小僧は川平の地に戻り、この観音堂を建てたそうです。

子供でも分かるくらいに略しましたが、なんだか良いパワーがもらえそうなお話し!

オンって何?

沖縄の村落で祖先神をまつる場所のことを御嶽(ウタキ)と呼びます。

八重山では御嶽のことを『オン』と呼び、みなさんも八重山旅行中に何度も御嶽を見かけたのではないでしょうか?

御嶽にはそれぞれ別の神が宿るとされていて、ここ川平地区の御嶽の奥のほうには仕切られた聖地(ウブ)があります。

鳥居のさらに奥にある石垣の先で女性神役者(ツカサ)と呼ばれる神の使いが儀礼祈願を行います。

基本的に地元で生まれ育った住民以外は鳥居の奥にある石垣から先に許可なく進むことはできません。

女性は理由があれば何とか敷地に入れてもらえることがあるようですが、村民であっても清掃当番以外男性は一切入れない領域なのです。

近頃、観光客が知らずに石垣を超え入ってしまい、いたずらをしてしまう事案が報告されているらしいのですが、こんなにはっきり書いてあるし、どう見ても石垣からは先に入ってはいけない感じがしてますけど、入っちゃう人がいるんですね・・・

このブログを読んだ方は御嶽にある鳥居はくぐってもいいけれど、石垣から先は入らないというルールを守りましょう。

とにかく神聖な場所なので各御嶽で何かパワーを感じる人はいると思います。ここでのおふざけはやめておいたほうがよさそうですよ。

御嶽や拝所

年中儀礼は川平集落にある5つの御嶽や拝所を中心に行なわれ、祖である氏神(ウジガミ)が守護する地域に住む住民のほとんどは、
群星御嶽、山川御嶽、赤イロ目宮鳥御嶽、浜崎御嶽
それぞれに氏神を祀る氏子(ウジコ)として属し各御岳で祭事を執り行います。

氏子(ウジコ)って何?

お宮参りで、氏子である証明の氏子札を授与されることが絶対条件です。この決まりは非常に厳しく川平地区の女性はほとんど外に出てしまう今、嫁入りにより改めて婚家の氏神に氏子入りの儀式をする場合もあるといわれています。

八重山の氏子としての資格は、一定地域に居住すること・祭りに参与すること、という2つの条件が必要なので、外部の人が簡単に入れない神秘的な部分があります。

豊年祭などは一般客も見学ができるので祭りの儀式を見学してみてください!

川平地区4つの御嶽をまわってみた

①浜崎御嶽(キファオンまたはハマサキオン)

川平湾の白い砂浜に出て海に向かい左手方向にあるグラスボート乗り場の裾に浜崎御嶽はあります。

川平観音堂

川平観音堂や川平湾の観光ついでにさっと見学できるので見たことがある人が多いかもしれません。

この時は奥に石垣があることを知らなかったので内部は未確認です。
川平地区

②赤イロ目宮鳥御嶽(アカイロメミヤトリオン)

消防署付近なので見つけやすい場所にあります。

川平地区で昔はアーラオンとも呼ばれ、川平村の雨乞いや結願祭が行われる大事な場所です。

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赤イロ目宮鳥御嶽場所

7月に行われる川平の豊年祭では赤イロ目宮鳥御嶽で大きな石を持ち上げて境内を回る「ビッチュル」という儀式がおこなわれます。

この石は150年前に奉納された時より少しづつ大きく成長し、現在の大きさになったと伝えられます、不思議ですね。

4つの御嶽で同じ日に豊年祭をするため、赤イロ目宮鳥御嶽の儀式に他の御嶽の氏子が参加することはありません。

このことから同じ川平地区でも「ビッチュル」の儀式を知り受け継ぐ人はここの氏子だけとなります。
2013年 八重山毎日新聞 ビッチュル石を奉納 川平豊年祭

③山川御嶽(ヤマオン)

ラ・ティーダ石垣島や底地ビーチ手前の道路沿いにあり、この御嶽のすぐ裏手には小高い山と隆起があります。

この場所は拝み神の宿る山として村民が遥拝する場所だったと言われています。

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すぐ後ろに「川平貝塚」の石碑・案内板があり、細い道を上っていくと貝塚と次の御嶽があります。

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山川御嶽の場所

④群星御嶽(ムリブシオン)

山川御嶽から後ろでの貝塚案内看板の道を行くと群星御嶽があります。

他と比べて広い御嶽で豊年祭の五穀豊穣を神に感謝する祭会場で使われる大切な場所です。

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綺麗に整えられた木々、神聖な場所の雰囲気が伝わります。

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鳥居の先の石垣とはここです、入らないようにしてね。

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群星御嶽の場所

豊年祭(プーリィ)って?

7月~8月(旧暦日6月)豊年祭の季節になると、八重山の各地域で祭りの準備を始めます。

各御岳で豊年を祈願し、旗頭、豊年舞踊、綱引きなど各地域ごとに特徴があり新城島・小浜島・石垣島の宮良では西表島の古見を発祥とする秘祭あかまた神事や、黒島・鳩間ではハーリー(海人祭)が行われて、秘祭だけではなく白保豊年祭や4ヵ字の豊年祭など観光客に人気のお祭りが数多くあります。

伝統行事カレンダー

八重山の豊年祭は、収穫物への感謝とこれから先1年の余祝儀礼で、農業にたずさわる人が少なくなっている現代でも受け継がれています。

村の結束力を強め、人々の精神的よりどころとなり、島が成り立つ上でなくてはならないお祭りなので島人の多くは遊びの予定はいれず豊年祭の準備に集中します。

子供の頃から村の歴史や祭事について教育を受けているせいか、若い人も自主的に『豊年祭だから』と、この行事を誇りにし大切にしている気がしますが、長男の嫁になったりするとこういった行事が大変なんだそうで・・・

今年の夏も八重山各地で収穫儀礼と豊作祈願が行われますよ!川平では豊年祭をはじめ、結願祭(きつがんさい)、節祭(しちぃさい)など一年を通して26もの行事が行われています。

 満慶祭(みつけーさい)って?

毎年9月中旬に行われる川平地区でのお祭りでミツケーと読みます。

「満慶」とは川平地区に存在していた英雄の名前

八重山の中でも川平地区は石垣島の聖地とも呼ばれていて、細かいお祭りはたくさんありますがその中でも満慶祭は有名なお祭りのひとつ。

川平小中学校のグランドを解放して毎年行われていて、子供たちによる伝統芸能の演舞と八重山の人気アーティスト池田卓さんに会えます!『島の人よ』は名曲で生歌を聴けるチャンス!

当日券が販売されるので川平小学校に行けば誰でも入場できます。

シャトルバスが駐車場と会場をまわってくれるので車も停めることができます。

売店の売り上げは子供たちのために使われるのでたくさん買ってあげてください。

ちなみに、石垣島の祭りでこのお祭りがいちばん好き!いちばんおすすめなんですよね。

なぜかというと、祭りの後半、夜が更けて池田卓さんの歌が終わり、豪華賞品があたるくじ引きもお終わっていよいよ花火です。

この花火が上がる前の一瞬、一斉にライトダウンすると川平のきらめく何万個の星がぶぁーーーーっと広がるんです!で、石垣島ではめずらしく音楽に合わせて♡型の花火なんかも打ち上がります。

2014年はひまわりの約束『秦基博』、2015年は君がくれた夏『家入レオ』の曲がベストマッチ!!!
今年も楽しみ♪

ここでしか味わえない!自家製麺&ジェラート おいシーサー遇

ミステリーツアーの後は、おいシーサー遇で休憩!お食事もできますが、なんといってもジェラートが美味しい。

あっちのジェラートより濃くて美味しいのですが、店内で作り販売しているためここでしか味わえないんです。島の人に川平の歴史を聞いてゆっくりするのもいいですね。

ダブル500円・シングル350円※食事をするともっと安くなります

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季節によって旬な果物など取り入れて作る本格的なジェラートなんです。

いろいろ取材して皆様にお伝えしますのでお楽しみに!(^^)!

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この記事を書いた人

石垣島を愛し、石垣島で色んな遊びを追求するチーム「石垣遊び」のスタッフ!
実は中の人は一人じゃありません!
そのうち分けようと思ってます、すみません!

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