石垣島で見る天の川が凄いので僕の星マニアな知識で書いてみました。
夏の夜空を彩る「天の川」
小学校で七夕の織り姫と彦星のエピソードを聞いたことがある人は多いのでは無いでしょうか?
日本の老若男女、誰しもが聞いたことがある天の川の正体ですが、その正体をはっきり答えられるでしょうか?
星空保護区・石垣島の天の川
ここは、僕の好きな星を観るのに良いスポット、玉取り展望台
石垣島は国際ダークスカイ協会によって星空保護区に日本で初めて選ばれた、星空を綺麗に見られる特別な地区です。
その石垣島で見る「天の川」が綺麗すぎることを知っていますか?
石垣島といえば昼の「綺麗な海」や夕方の「美しいサンセット」
そんな「海」のイメージが強いと思いますが、実は夜の「星空」も石垣島旅行では外せない見所のひとつなのです!
実際に石垣島で撮影した「天の川」
本当に凄いですよね。
まさに天を流るる川のようです。
そんな美しい「天の川」の正体を、あなたは知っているでしょうか?
『天の川』の正体って?『天の川』の正体は?
と聞かれれば、「星の集まり?」
そんな答えが聞こえてきそうですが、実はそれで正解なのです。
天の川銀河
『天の川』の正体を一言で言うと「天の川銀河」です。
「天の川銀河」とは我々が住む太陽系が存在する銀河系のことで、我々の太陽系があるのは天の川銀河の外側になります。
銀河の正体は、星や星雲・ガスなどの集まりです。
我々が普段見ている「太陽」のような恒星と呼ばれる星が「天の川銀河」には約2,000億個あるとされているから驚きですね!
「天の川銀河」は円盤のような形状をしており、その中心には巨大なブラックホールがあるとされています。
夏の夜空に眺める『天の川』は、我々が所属する「天の川銀河」をその内側から中心方向に見た無数の星々と星雲なのです。
VERA(ベラ)
『天の川』の地図を作っているVERAを知ってる?
『天の川』の正体が銀河ということはわかりましたが、実は『天の川』についてはまだわかっていないことも多いのです。
そんな『天の川』について石垣島にある施設が、詳細の解明に向けた調査を担っているのをご存じでしょうか。
その施設とは、日本に四つしかない巨大電波望遠鏡・VERAです。
四つの巨大電波望遠鏡をひとつの超絶巨大望遠鏡のように使い「天の川銀河」の地図を作ったりしているのです。
なんとも壮大でロマンチックな話ですね!
石垣島のVERAは自由に構内で見学することが出来ます。
オススメは夜のVERAで、オレンジ色にライトアップされています。
VERAがあるのはダムがある山の中で、突如木々の隙間から現われるその巨大さには度肝を抜かれることでしょう!
天体ファンならずとも必見の価値があります。
ベラの場所
- 国立天文台石垣島観測局
- 住所:〒907-0004 沖縄県石垣市登野城2389−1
- 電話:0980-88-0011
電波望遠鏡VERA
まとめ
夏の夜空を彩る天の川ですが、都会ではその街明かりが邪魔になりまず見ることは出来ません。
星空保護区・石垣島で見る『天の川』はとても美しく、石垣島の綺麗な海と共に外せない観光のひとつといえます。
夏の『天の川』の正体は我々の銀河を中心に向かって見た姿でした。
石垣島にはそんな『天の川』の地図を作る巨大電波望遠鏡VERAがあり、自由に見学することが出来ます。
石垣島を遊び倒すには、夜の星空もチェックする必要がありそうですね!