【孔雀とウリボウ】悪質タックル捕獲、鍋料理に!

2018年度、狩猟シーズンも始まり半分が経過しました。

2017年シーズンはたったの2匹!

しかも心房細動持ちだったので無理が出来ない状態だったので今年は違います!

目次

狩猟シーズン

ガンガン深い山に入り谷を上ったり下ったりしつつわなを仕掛けています。

さて、今シーズンの罠は前シーズンで開発した空弾き防止罠を使うつもりでしたが、有害駆除として夏場にも実際にしかけてみたところ致命的な問題が見つかり、また新たなる罠を作りました。

新たな罠と言っていますが、結局はシンプルイズベストが答えだと思い原点回帰しました。

100円ショップのまな板が踏み板と受けの弁当箱になっています。

トラバサミ様の跳ね上げ部は去年見つけた100円ショップのトング、L字アンクルはやっすい中国製のステンレス製

何故、前シーズンの罠がダメなのか?

ですが・・・・

蝶番1つ、金属部品4つ、ネジ28個と部品が多く、すべてをステンレス製にすると500円以上します。

しかも現場でネジが無くなったりさび付いて跳ね上がらなかったり、壊れたりすると部品と工具の数が必要でどうにもならない状況が多々ありました。

過酷な現場向きの罠でなく、硬い地面に置いて作動できるだけの罠に過ぎない物でしかなかったのです。

悪質タックル疑惑

さて、早速、解禁日に罠を仕掛けに行きました。

仕掛け終わったとにふと荒く耕された畑を見ると・・・!!!いる!!

まだまだ模様が残っているちょっとだけ大きくなったあいつが!!

荒く耕された畑をさっそく荒らしています。

自分の走行能力とあいつの未熟な逃走力を計算したところ・・・

「うし!俺は勝てる!!」と言うことで気合を入れ!

一気に走り込み逃げ遅れたあいつに、悪質なタックルをかましました!!

罠師としては、反則極まりない行動でしたが!

去年、先輩猟師の監督達の見えない圧力に耐えきれず、勝手に自然と走ってタックルしていました。

ウリボウ捕獲

今シーズン初めての獲物は走って捕まえたウリボウです。

こいつは初物として色々と作っていきます。

捕らえたその後は18箇所罠を仕掛け、3日後の休みに確認に行きました。

3日後、罠を確認に行きます安定の空振りですが、もうそんなことには慣れっこです。

そして今回初めて仕掛けた急斜面の山道に行くと・・・

何かがかかっています。

周りに害鳥の扱いの可愛そうなクジャクが沢山います。

そしてその中心には・・・やはりクジャクがかかっていました。

石垣島の孔雀捕獲

足の蹴爪に気を付けながら捕獲します。

羽と足を太めの結束バンドで動きを封じて運びます。

鳥とは思えない独特の獣臭はクジャクを料理するにあたっての課題となりそうでした。

石垣島クジャク

綺麗な尾羽はありませんが首周りの羽毛はやはり美しいです。

以前クジャク肉をもらった知り合いのアクセサリー作家さんに羽毛を渡し、肉は自分が食べるという昔やった約束を果たすことが実現できました。

孔雀の捌き方

今まで何度も何度も地鶏を捌き、こうすればよい、こう捌けば無駄が少ない。

という自分なりの方法を見つけたので早速実践しました。

クジャクの肉

羽をむしるとちょっと大きめの地鶏と大差ありません。

こうなると鶏さばきの知識で何とかなります。

けど、けどです!

今まで何度も食中毒を引き起こしている恐怖の腸内細菌を広げないようにはどうすればよいのか??

それがずっと課題でした。

けどそれはもう解決済みです!

捌き方を変えました!

開胸手術のように胸骨と骨盤を切り開いて気管と食道を引っ張り砂ずりと肺、心臓肝臓小腸大腸をキズつけずゆっくりと引っ張り出すとよいのです。

捌く道具として小回りも聞き切れ味が落ちたら刃そのものを交換すればよい100円ショップのカッターを愛用するようになりました。

骨ぎりぎりに刃が届きやすく細かい骨に当たった場合もすぐに感知できるからです。

孔雀料理

ホネが多いので煮込みます。

出汁を取ります。

ミンチでつみれですね。

クジャクそのものの味をしっかり感じられる料理として何が良いかを考えて。

さっとゆでて食べてみました。

味はやはり地鶏とほぼ一緒です!

クジャクの水炊

だから地鶏の水炊きならぬクジャクの水炊きにしました!!

配合飼料を与えられず無駄な脂を持っていないのであっさりしてるけど赤身の味が強いので旨みが強く何とも良い味です!

ベースでこれだけの味が出るからもっともっとほかの料理にしても魅力あるクジャク料理が作れそうですね!

けどね・・・簡単につかまりそうで難しいのですよ!

クジャクはイノシシよりも歩幅が狭いのでしっかり罠を踏み込む前に空弾きを起こしてしまいがちですし、もちろんイノシシほど体力が無いので放置死なんかも発生しやすいのです。

農家の人らにとって電気柵を飛び越えて作物を食い荒らすクジャクとキジは有害生物として駆除が望まれていますがなかなか有効策が無いのも事実です。

もっとクジャク向きの罠が作れれば・・・・と思いますが、それはシーズンを終えてから考えることにしようと思います。

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この記事を書いた人

ベンケイ

八重山諸島のフィールドを研究しながら色んな探索・狩り・料理・絵とかなりワイルドに多彩な才能を繰り広げるエンターティナーな存在

遊びのメンバーもベンケイさんと海に一緒に行くと自然の知識が多くて面白く、海へ行くとモリ持って、一人でテンション上がってどこかに見えなくなり、魚と共に戻ってきます。

山は山菜や、生き物を捕まえては料理して、料理のバリエーションも半端ないです。

あの、ナスDと良い勝負するだろうなと思いながら、いつか対決出来る日がくるのを望んでおきます。

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